THE FIRST RACKET
始まりは、
20ドルのラケット。
中国・長沙で生まれ、秋田とトロントで育った僕がテニスと出会ったのは13歳。近所の友人とWalmartで20ドルのラケットを買った日から、打てる機会を探し続けました。カナダの寒い冬には、誰もいない公共コートで、ひもに白いビニール袋を結びつけてネット代わりにしたこともあります。
100ドルの黄色い分銅式ストリングマシンで自分のガットを張り、ポリエステルとシンセティックのハイブリッドを試しました。初めて手に入れた2本のオリジナルWilson Pro Staff 85で競技に打ち込み、2006年8月にはOTA(オンタリオ州テニス協会)U18男子シングルスでトップ10に入りました。
2006年は、ヨーク大学でカナディアン・オープンを観戦した年でもあります。当時はWilsonのサポートを受け、大会の特別イベントとブースに招待されました。そこで構えた大きなラケットも、本気で上を目指しながらテニスを楽しんでいた思い出です。
2005年にTennis Canadaの指導資格を取得し、教えることも僕のテニスの一部に。ノースヨークのBayview Village Tennis ClubではShawn、Alfonso Lorenzanaたちとサマーキャンプを運営し、200人以上の子どもたちの上達を支えました。同クラブの男子ダブルス代表としてもプレーしました。
ウォータールー大学では男子シングルスでオンタリオ州の主要大学と対戦。在学中にUW Tennis Clubを設立し、毎学期50人以上の学生が参加するテニスアカデミーで、毎週レッスンを行いました。自分が打ち続ける情熱は、仲間が集まる場所をつくる力にもなりました。
いまは東京で、自分のテニスにも挑戦しながら仲間と練習を重ね、テニスベア公式アンバサダーとして日本語で練習や試合の気づきを届けています。20ドルのラケットから始まった気持ちを、次の一球へ。
本気で楽しむ。本気で伸びる。
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